高血圧症
高血圧症について
高血圧は、自覚症状が少ないまま進行しやすい生活習慣病です。
「少し高いだけだから大丈夫」と思われがちですが、血圧が高い状態が続くと血管に負担がかかり、将来の脳卒中・心筋梗塞・腎臓病などのリスクにつながります。
血圧はどれくらいが目標?
一般的には 130/80mmHg未満 がひとつの目安です。
さらに糖尿病・腎臓病・心臓病のある方では、よりしっかりした管理が望まれます。
近年は、将来の病気予防の観点から、120/70mmHg前後の良好な血圧を保つことの重要性も注目されています。
ただし年齢や体質によって最適な目標値は異なります。
当院では、お一人おひとりに合わせて目標をご相談します。
高血圧で特に注意したい方
同じ血圧の数値でも、体質や持病によって将来のリスクは変わります。
特に、次のような方はよりしっかりした血圧管理が大切です。
リスクが高くなりやすい方
- 65歳以上の方
- 男性
- 喫煙される方
- コレステロールや中性脂肪が高い方
- 肥満のある方(特にお腹まわりが気になる方)
- 若くして脳卒中になったご家族がいる方
- 糖尿病のある方
すでに持病がある方はさらに注意
- 脳卒中になったことがある方
- 心臓病(狭心症・心筋梗塞・心不全・不整脈など)のある方
- 腎臓病のある方
- 動脈硬化を指摘されたことがある方
- 眼底検査で高血圧の影響を指摘された方
糖尿病がある方は、血圧130/80mmHg未満が推奨されております。
血圧の薬は一生やめられない?
「薬を始めたら一生続くのでは」と心配される方は多くいらっしゃいます。
しかし、
- 減量
- 減塩
- 運動習慣
- 睡眠改善
- 禁煙
- 節酒
などで血圧が改善し、薬を減量・中止できる方もいます。
大切なのは、薬を避けることではなく、将来の病気を防ぐことです。
今からできる高血圧予防
塩分を控える
1日6g未満が目標です。
- 味噌汁は1日1杯まで
- 漬物・加工食品を控える
- ラーメンの汁を残す
カリウムをしっかり摂る
- 野菜 1日350g
- 果物 1日200g
(みかん2個、りんご半分、バナナ1本程度)
※腎臓病の方は制限が必要な場合があります。
体重管理
BMI25未満を目標にしましょう。
BMI=体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)
運動
早歩きのウォーキングを1日30分程度からおすすめします。
睡眠
6~8時間程度の睡眠確保が望ましいとされています。
いびき・日中の眠気がある方は、睡眠時無呼吸症候群の検査も重要です。
飲酒
飲みすぎない目安として
- ビール中瓶1本
- 日本酒1合
- 焼酎(25度)ロックグラス1杯程度
- ウイスキーダブル1杯
- ワイン2杯程度
女性はより少なめが推奨されます。
禁煙
紙巻きたばこ・加熱式たばこを含め、禁煙がすすめられます。
当院での高血圧診療
当院では、家庭血圧も参考にしながら、
- 生活習慣の見直し
- 必要に応じたお薬治療
- 糖尿病・脂質異常症を含めた総合管理
を行っています。
院長は大学院で糖尿病患者さんの動脈硬化研究に携わっており、動脈硬化評価についてもご相談いただけます。
江古田・練馬区で高血圧相談なら
健診で血圧が高いと言われた方、薬を始めるか迷っている方も、お気軽にご相談ください。
参考:高血圧管理・治療ガイドライン2025
沼口内科 江古田駅北口糖尿病クリニック
院長 沼口隆太郎
