帯状疱疹ワクチンは50歳から打つべき?定期接種を待つべき?2026年4月から何が変わった?
帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まりました
2026年4月から帯状疱疹ワクチンの定期接種が開始されました。
ニュースなどで見かけて
65歳になったら安く打てるらしい
と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし実は、
50~64歳の方や、対象年齢以外の方にとっては以前より接種しづらくなったケースもあります。
今回は2026年4月から何が変わったのか、そして50歳以上の方はいつ接種を考えるべきなのかについて解説します。
帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、水ぼうそう(水痘)ウイルスが再活性化することで発症する病気です。
加齢や疲労、ストレス、病気などによって免疫力が低下すると発症しやすくなります。
発症すると強い痛みを伴い、皮膚症状が治った後も「帯状疱疹後神経痛(PHN)」として長期間痛みが残ることがあります。
帯状疱疹の発症率は50歳頃から増加し、年齢とともに重症化しやすくなります。
50歳以上から増える帯状疱疹
帯状疱疹の発症率は50代から急激に増え、80代では3人に1人が発症するという報告があります。
そのため、帯状疱疹ワクチンは50歳からの接種が推奨されています。
2026年4月から何が変わった?
練馬区をはじめ、これまで多くの自治体では
50歳以上を対象とした帯状疱疹ワクチンの助成制度
が行われていました。
-
シングリックス(不活化ワクチン)自己負担額:11000円×2回
-
弱毒性水痘ワクチン「ビケン」(生ワクチン)自己負担額:4000円×1回
しかし2026年4月から帯状疱疹ワクチンが定期接種となり、制度が変更されました。
定期接種の対象者(2026/4~)
原則として
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65歳
-
70歳
-
75歳
-
80歳
-
85歳
-
90歳
-
95歳
-
100歳以上
など、一定年齢の方が対象となります。
対象年齢の方は公費助成を受けながら接種できます。
対象から外れてしまった方は、次の接種の年齢まで待たなければなりません。
ぎりぎり接種が間に合う対象者(2026年7月31日まで)
令和8年1月~令和8年3月に50歳になった方
接種可能な期間が短いために令和8年3月に接種完了ができなかった方を対象に、救済措置として令和8年7月31日まで接種期間を延長して助成を実施しています。
予診票の交付申請方法は以下のリンクから申請してください。
申請フォームのご利用が難しい場合は、 予診票発行について(外部サイト)をご覧ください。
当院でも接種可能であるため、接種日1週間前までにウェブや電話にてご予約をお願いいたします。
助成対象から外れた方
ここが重要なポイントです。
例えば、
-
50歳
-
55歳
-
60歳
-
62歳
の方は、以前は自治体助成を利用できたとしても、現在は任意接種(自費)となる場合があります。
また、
-
66歳
-
67歳
-
68歳
-
72歳
-
77歳
- 81歳
など、定期接種対象年齢ではない方も同様です。
つまり、
「定期接種が始まった=全員が安く打てるようになった」
わけではありません。
50~64歳の方は定期接種まで待つべき?
私は必ずしもそうは思いません。
帯状疱疹は50歳頃から増え始めます。
例えば50歳で定期接種まで待つ場合、15年近く待つことになります。
その間に帯状疱疹を発症してしまう可能性があります。
特に
-
糖尿病
-
高血圧
-
脂質異常症
-
肥満症
-
慢性腎臓病
- ストレスの多い環境
などの持病がある方は、一度接種を検討する価値があると考えます。
66~69歳の方はどう考える?
この年代の方も悩まれることが多いです。
70歳の定期接種まで数年待つという選択肢もあります。
一方で、
-
持病がある
-
帯状疱疹が心配
-
家族が発症した
などの場合には、任意接種を選択する考え方もあります。
年齢だけでなく、健康状態や価値観によって判断することが大切です。
不活化ワクチンと生ワクチンの違い
現在使用できる帯状疱疹ワクチンには、
-
シングリックス(不活化ワクチン)22000円×2回
-
弱毒性水痘ワクチン「ビケン」(生ワクチン)7700円×1回
の2種類があります。(当院価格・税込)
予防効果や持続期間を考えると、現在はシングリックスを選択される方が増えています。
詳しい違いについては別の記事で解説しています。
接種を迷っている場合は抗体検査がおすすめです
帯状疱疹ワクチンを打つべきかどうか迷っている場合は抗体検査を参照にご相談することが可能です。
血液検査で行うことができ、1週間後に結果説明可能です。
- 帯状疱疹IgG検査 2200円(税込)
詳細は別の記事をご参照ください。
糖尿病専門医として私が考える接種年齢
私自身は、
-
50~64歳 → 積極的に検討
-
65歳 → 定期接種を利用
-
66~69歳 → 健康状態をみて任意接種も十分選択肢
-
70歳以上 → 定期接種対象年齢なら利用
という考えです。
帯状疱疹は発症してから後悔することの多い病気です。
ご高齢で帯状疱疹で入院・神経痛の後遺症で苦しんでいる患者さんを多々見て来ました。
「いつか打とう」と思っているうちに発症してしまう方も少なくありません。
江古田・練馬周辺で帯状疱疹ワクチンをご検討の方へ
沼口内科 江古田駅北口糖尿病クリニックでは、
帯状疱疹ワクチン接種(助成あり)、任意接種(50歳以上)に対応しております。
対象年齢や接種時期について迷われている方も、お気軽にご相談ください。
江古田駅北口から徒歩すぐ|糖尿病専門医が診る内科クリニック
当院は、西武池袋線「江古田駅」北口から徒歩約4分の場所にある内科クリニックです。
院長の沼口は、長年にわたり糖尿病診療に携わってきた専門医ですが、2020年大阪で初のコロナ専門病院(十三市民病院)に従事していた経験もあり
予防医療・感染症対策にも力を入れており、地域の皆様の「かかりつけ医」として、幅広い内科診療を提供しています。
各種抗体検査や風疹・水痘・帯状疱疹・インフルエンザなど各種予防接種にも対応しています。
【クリニック情報】
- クリニック名: 沼口内科江古田駅北口糖尿病クリニック
- 住所: 東京都練馬区小竹町1-36-5 1階 [アクセス]
- 最寄り駅: 西武池袋線「江古田駅」北口 徒歩約4分
- 院長: 沼口隆太郎(糖尿病専門医・認定内科医)
- 診療内容: 内科・糖尿病・生活習慣病・発熱・抗体検査(自費)/ワクチン(自費)・健康診断(自費)/診断書(自費)
ご予約はこちら|練馬区・江古田で帯状疱疹ワクチンを受けるなら
抗体検査・ワクチン接種ともに、事前のご予約をおすすめしています。
▶︎ お電話でのご予約: [03-5926-4553】
▶︎ ネット予約: [ご希望の診療科をクリックして予約してください]
▶︎ 診療時間・休診日: [リンク]
Q&A
📌 よくあるご質問
Q. 帯状疱疹ワクチンは50歳から受けた方がいいですか?
A. 帯状疱疹は50歳頃から発症率が上昇します。定期接種対象年齢まで長期間ある場合は、任意接種を検討する価値があります。Q. 2026年4月から帯状疱疹ワクチン制度はどう変わりましたか?
A. 帯状疱疹ワクチンが定期接種となりました。一方で自治体によっては50歳以上への任意接種助成が終了し、対象外年齢は自費接種となる場合があります。Q. 50~64歳は助成を受けられますか?
A. 自治体によって異なりますが、練馬区では従来の50歳以上助成制度が終了し、原則として任意接種(自費)となっています。Q. 66歳や68歳は定期接種の対象ですか?
A. 原則として対象外です。次の定期接種対象年齢まで待つか、任意接種を検討することになります。Q. 帯状疱疹ワクチンは何歳がベストですか?
A. 一律の正解はありませんが、50~64歳や持病のある方は任意接種を積極的に検討する価値があると考えます。Q. シングリックスと生ワクチンの違いは何ですか?
A. シングリックスは2回接種で予防効果が高く効果も長く持続します。生ワクチンは1回接種ですが予防効果はやや低くなります。Q. 糖尿病患者でも帯状疱疹ワクチンを接種できますか?
A. 多くの糖尿病患者さんで接種可能です。感染症予防の観点からも接種を検討する価値があります。Q. 帯状疱疹後神経痛とは何ですか?
A. 発疹が治った後も神経痛が数か月から数年続く合併症です。高齢になるほど発症しやすくなります。Q. 過去に帯状疱疹になった人もワクチンは必要ですか?
A. 帯状疱疹は再発することがあるため、既往歴がある方もワクチン接種を検討できます。Q. 元気なうちに接種した方がよいのはなぜですか?
A. ワクチンの副反応は一時的ですが、帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛は長期間生活の質を低下させる可能性があるためです。
