KIOSK(キオスク)血圧測定って知っていますか?
KIOSK(キオスク・キヨスク)という言葉は聞いたことあると思います。
KIOSKはもともとトルコ語やペルシャ語で「庭園にある小さな休憩所」を意味する言葉です。
日本では、街頭や駅にある「小さな売店」や、自分で操作する「無人情報・決済端末」の2つの意味で広く使われています。
KIOSK血圧測定とは
- スポーツジム
- 自治体施設
- 薬局
などに常設されている自動血圧計で、自分自身で血圧を測定する方法です。
なぜKIOSK血圧測定が注目されているのか
高血圧は症状がないことが多く、血圧を測らなければ気付くことができません。
外来で血圧を測定して高かった場合
たまたま急いできたから高いだけです
など、さまざまな要因がかさなって血圧が上がることがあります。
今までは
①家庭血圧測定
②24時間血圧測定器
などで評価をすることが推奨されており
それ以外の血圧測定は診断や治療方針を決定する上では補助的な位置づけでした。
2025年に欧州高血圧学会・国際高血圧学会・世界高血圧連盟が
公共空間でのKIOSK血圧測定について声明を発表。
さらに日本高血圧学会も
「あらゆる場所でのKIOSK血圧測定を奨励する」
と声明を出しました。
SPRINT試験と自動血圧測定
KIOSK測定が推奨されるきっかけとなったSPRINT試験では
自動で複数回測定する血圧評価法が用いられました。
厳格な血圧管理(平均収縮期血圧121.5mmHg)によって
心血管イベントや死亡リスクを減らせることが示されました。
医療者が目の前にいない状態で測定することで
白衣高血圧の影響を減らし、安定した血圧評価も可能です。
高血圧診療で最も重要なのは病院や家だけでなく
「まず血圧を測ること」
です。
多くの方が血圧測定の機会を得られることこそがKIOSK血圧測定の最大の意義と考えられます。
最も重要なのは家庭血圧
KIOSK血圧測定は高血圧発見の入り口です。
しかし診断や治療方針の決定には家庭血圧が最も重要です。
高血圧ガイドライン2025でも家庭血圧の重要性は変わっていません。
私自身の診療経験から
病院では血圧が高いものの、ご自宅では測定していない患者さんに対して、薬局やスポーツジムなどに設置された血圧計での測定を提案することがありました。
一方で、家庭血圧計を購入して毎日測定していただくことが理想であるため、
KIOSK血圧測定をどこまで評価してよいのだろうか・・・
と迷う場面も少なくありませんでした。
今回、日本高血圧学会がKIOSK血圧測定の意義を明確に示し、広く測定を推奨する声明を発表したことで、
まずは血圧を知る機会を増やすことの重要性が改めて示されたと感じています。
KIOSK血圧測定のメリット
KIOSK血圧測定には
・無料で測定できることが多い
・誰でも利用できる
・高血圧の早期発見につながる
といったメリットがあります。
血圧計を持っていない方でも気軽に測定できることが大きな特徴です。
KIOSK血圧測定の注意点
一方で、KIOSK血圧測定だけで高血圧の診断を行うことはできません。
血圧は
・測定場所
・測定時間
・測定前の運動
・緊張
・会話
など様々な要因で変化します。
また、KIOSK血圧測定は測定環境が統一されていないため、家庭血圧や24時間血圧測定(ABPM)のような確立した評価法とは少し役割が異なります。
血圧130mmHg以上は要注意
日本高血圧学会は、
測定場所や方法にかかわらず
収縮期血圧130mmHg以上
を血圧リスクが高い目安としています。
脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎機能低下、認知症などのリスク上昇と関連します。
繰り返し130mmHg以上になる場合は、家庭血圧測定や医療機関での相談をおすすめします。
まとめ
KIOSK血圧測定は、薬局やスポーツジムなどで気軽に血圧を測定できる仕組みです。
家庭血圧計を持っていない方にとって、高血圧発見の第一歩として有用な手段と考えられます。
HbA1cは毎日測れませんが、血圧は毎日測ることができます。
まずは血圧を知ることから始めてみましょう。
健康診断で血圧が高いと言われた方や、ご自身の血圧が気になる方はお気軽にご相談ください。
江古田駅北口徒歩4分 沼口内科 江古田駅北口糖尿病クリニック
WEB予約・電話予約可能です。
【クリニック情報】
- クリニック名: 沼口内科江古田駅北口糖尿病クリニック
- 住所: 東京都練馬区小竹町1-36-5 1階 [アクセス]
- 最寄り駅: 西武池袋線「江古田駅」北口 徒歩約4分
- 院長: 沼口隆太郎(糖尿病専門医・認定内科医)
- 診療内容: 内科・糖尿病・生活習慣病・発熱・抗体検査(自費)/ワクチン(自費)・健康診断(自費)/診断書(自費)
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Q&A
📌 よくあるご質問
Q. KIOSK血圧測定とは何ですか?
A. 薬局やスポーツジム、自治体施設、病院待合室などに設置された自動血圧計で、自分自身で血圧を測定する方法です。Q. なぜKIOSK血圧測定が注目されているのですか?
A. 多くの人が気軽に血圧を測定できるため、高血圧の早期発見につながるからです。Q. 日本高血圧学会はKIOSK血圧測定を推奨していますか?
A. はい。2025年に「あらゆる場所でのKIOSK血圧測定を奨励する」との声明を発表しています。Q. KIOSK血圧測定だけで高血圧の診断はできますか?
A. いいえ。診断や治療方針の決定には家庭血圧や24時間血圧測定などを総合的に評価する必要があります。Q. 家庭血圧とKIOSK血圧ではどちらが重要ですか?
A. 高血圧の診断や治療方針の決定には家庭血圧が最も重要です。Q. 白衣高血圧とは何ですか?
A. 病院では血圧が高いのに、自宅では正常範囲となる状態です。Q. 仮面高血圧とは何ですか?
A. 診察室では正常でも、自宅では高血圧となる状態です。Q. SPRINT試験とは何ですか?
A. 厳格な血圧管理によって心血管イベントや死亡リスクの低下を示した大規模臨床試験です。Q. 血圧130mmHg以上は危険ですか?
A. 日本高血圧学会では、収縮期血圧130mmHg以上を血圧リスクが高い目安としています。Q. KIOSK血圧測定のメリットは何ですか?
A. 無料で利用できることが多く、血圧計を持っていない方でも気軽に血圧を確認できます。Q. 血圧が130mmHg以上だったらどうすればよいですか?
A. 家庭血圧測定を開始し、繰り返し高値が続く場合は医療機関へ相談することをおすすめします。
