インフルエンザ2026③|インフルエンザワクチンについて。いつ打つ?何回?フルミスト・副反応・料金まで解説
※このブログは2026/9/15更新。令和8年のインフルエンザ助成について追記しました。
秋になると、
インフルエンザが流行しています
などのニュースが流れてきます。
今年もインフルエンザワクチンを打った方がいい?
1回でいい?2回打った方が効く?
鼻から接種するフルミストって何?
といった質問をよくいただきます。
結論からいうと、
インフルエンザワクチンは接種をおすすめします。
ワクチンを接種してもインフルエンザを100%防げるわけではありませんが、
発症する可能性を減らし、発症した場合の重症化を予防することが大切な目的です。
今回は2026/27シーズンのインフルエンザワクチンについて、種類、今年のワクチン株、接種回数、フルミスト、副反応、料金などをまとめます。
インフルエンザワクチンは打った方がいい?
基本的には接種をおすすめします。
去年ワクチンを打ったのにインフルエンザになったから意味がなかった
という方もいますが、
インフルエンザワクチンは接種すれば絶対に感染・発症しないワクチンではありません。
特に重要なのが、
発症や重症化のリスクを下げることです。
高齢者や、糖尿病・心疾患・呼吸器疾患などの基礎疾患がある方では、積極的に接種を検討したいところです。
インフルエンザワクチンにはどんな種類がある?
日本では複数メーカーのインフルエンザワクチンが使用されています。
大きく分けると、
① 注射するインフルエンザHAワクチン(不活化ワクチン)
② 鼻から接種するフルミスト(経鼻弱毒生ワクチン)
があります。
通常の注射ワクチンにも複数メーカーの製品がありますが、メーカー名だけで効果の優劣を決めて選択するものではありません。
一方、フルミストは接種方法だけでなく、ワクチンそのものの種類も異なります。
フルミストとは?注射しないインフルエンザワクチン
フルミストは、
鼻の中へ噴霧する「経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(生ワクチン)」です。
対象年齢は2歳以上19歳未満で、左右の鼻に噴霧し、原則1回で接種が終了します。
| 注射ワクチン | フルミスト | |
|---|---|---|
| 接種方法 | 注射 | 鼻へ噴霧 |
| 種類 | 不活化ワクチン | 弱毒生ワクチン |
| 対象 | 生後6か月以上 | 2歳以上19歳未満 |
| 回数 | 年齢による | 原則1回 |
| 主な副反応 | 痛み・腫れ・発熱など | 鼻水・鼻づまりなど |
注射が苦手なお子さんには大きなメリットがあります。
自分も子供の頃に、インフルエンザの注射が嫌で逃げ回った記憶があり、点鼻薬があればなと思います。
ただし生ワクチンのため、免疫機能や基礎疾患、妊娠などによって接種できない場合があります。
「新しいからフルミストの方がよい」というわけではなく、患者さんに合わせて選択します。
2026/27シーズンのワクチンは何型?
2026/27シーズンのインフルエンザHAワクチンは、A型2種類+B型1種類の3価ワクチンです。
毎年同じワクチンを使用するわけではなく、国内外の流行状況などをもとに、そのシーズンに使用する株が選定されます。
ワクチンは1回でいい?2回打ってもいい?
注射ワクチンは、一般的に13歳未満では2回、13歳以上では通常1回が基本です。
「2回打てば大人でももっと効くのでは?」
と思うかもしれません。
一度免疫を獲得した後、再び抗原に触れることで免疫反応が強く起こることをブースター効果といいます。
しかし、
「ブースター効果がある」=「すべての成人が毎年2回打った方がよい」
という意味ではありません。
13歳以上の者に係るインフルエンザHAワクチンについては、
用法・用量は「13歳以上のものについては、0.5mLを皮下に、1回又はおよそ1~4週間の間隔をおいて2回注射する。」とされています。
健康な成人の方や基礎疾患(慢性疾患)のある方を対象に行われた研究から、
インフルエンザHAワクチン0.5mLの1回接種で、2回接種と同等の抗体価の上昇が得られるとの報告があります。
以上より健康な成人では通常1回接種が基本となります。
※厚生労働省 令和7年度 今冬の急性呼吸器感染症(ARI)総合対策 2.予防接種
https://www.mhlw.go.jp/stf/index2025.html?utm_source=chatgpt.com
ワクチンの効果はいつから?いつまで?
接種した翌日から十分な効果が出るわけではありません。
一般的には、接種してから効果が期待できるまで約2週間かかります。
また、効果は時間とともに低下していくため、流行が本格化する前に余裕をもって接種することが大切です。
2026年度のインフルエンザワクチン接種は10月から開始予定です。
インフルエンザは例年より早い時期から流行することもあります。
ワクチンの効果が期待できるまでには時間がかかるため、接種開始後は早めの接種をご検討ください。
インフルエンザにかかったら、ワクチン接種はしなくていいの?
インフルエンザに一度かかっても、ワクチンが不要になるとは限りません。
季節性インフルエンザには、A型H1N1、A型H3N2、B型など複数の種類があります。
現在のワクチンもこれら3種類を含んでおり、
一度A型にかかった後に、別の型のインフルエンザに感染することもあります。
そのため、まだワクチンを接種していない場合は、
インフルエンザから十分に回復した後に接種を検討してよいでしょう。
インフルエンザワクチンの副反応は?
注射ワクチンでは、
✅接種部位の痛み
✅赤み
✅腫れ
などが比較的よくみられます。
発熱、頭痛、寒気、だるさなどがみられることもあります。
フルミストでは、
注射部位の痛みはありませんが、
✅鼻水
✅鼻づまりなど
の鼻症状がみられることがあります。
非常にまれですが、アナフィラキシーなどの重い副反応が起こることもあります。
高齢者向け「高用量ワクチン」とは?
高齢になるとワクチンに対する免疫反応が弱くなりやすいため、
通常より抗原量を増やした高用量インフルエンザワクチンがあります。
日本でも高用量インフルエンザワクチン「エフルエルダ筋注」が承認されています。
ただし、2026/27シーズンは発売時期が変更されたため、
当院では従来のインフルエンザHAワクチンを予定しています。
当院のインフルエンザワクチンの料金は?
2026年度の予定価格です。
| ワクチン | 当院価格(税込) |
|---|---|
| 注射ワクチン | 3,500円 |
| フルミスト | 8,000円 |
ただし、練馬区の助成対象者は自己負担額が異なります。
練馬区ではインフルエンザワクチンの助成を受けられる?
2026年度の詳細は、練馬区から正式発表され次第更新します。
参考として昨年、2025年度(令和7年)は次のような制度でした。
2026年(令和8年)のワクチン接種については去年と同様です
| 2025年度の対象 | 助成・自己負担 |
|---|---|
| 生後6か月~小学6年生・注射 | 1回2,000円助成・2回まで |
| 2歳~小学6年生・フルミスト | 4,000円助成・1回 |
| 65歳以上 | 自己負担2,500円・1回 |
| 60~64歳で一定の障害がある方 | 自己負担2,500円・1回 |
| 生活保護等の高齢者定期接種対象者 | 自己負担なし |
小児について(2026年度)
練馬区在住(乗り入れなし)の生後6か月~小学6年生が対象で、
注射は1回2,000円を2回まで、
フルミストは2歳以上を対象に4,000円を1回助成。(練馬区公式サイト)
当院価格では、
注射 3,500円 → 1,500円/回
フルミスト 8,000円 → 4,000円/回
となります。
高齢者について(2026年度)
65歳以上の練馬区民(乗り入れ可:ほかの22区および武蔵野市・西東京市)と、
60~64歳で心臓・腎臓・呼吸器機能またはHIVによる免疫機能など身体障害者手帳1級程度の障害がある方(身体障害者手帳等証明ができるものが必要)が
定期接種の対象で、
窓口自己負担は2,500円です。
生活保護等の対象者は無料です。(練馬区公式サイト)
※上記は2025年度の制度を参考にした内容です。2026年度の対象・自己負担額・助成額は練馬区の正式発表後に更新します。
ワクチンを打ってもインフルエンザになる?
ワクチンを接種していても、インフルエンザになることはあります。
そのため、
「ワクチンを打ったからインフルエンザではない」
とは判断できません。
一方、ワクチンには発症する可能性を減らし、
重症化を予防する効果が期待されています。
「絶対にかからなくするため」だけではなく、
「かかった場合のリスクを下げるため」のワクチンと考えると分かりやすいでしょう。
まとめ|2026年度インフルエンザワクチン
当院では、2026年10月から接種開始予定です。
随時、HP等でご案内させていただきます。
当院では、小学生以上の方を対象にインフルエンザワクチン接種を行います。
注射ワクチン:3,500円(税込)
フルミスト:8,000円(税込)
成人では通常1回接種が基本です。2歳以上19歳未満では、注射を使わないフルミストも選択肢になります。
特に高齢者や基礎疾患のある方は、インフルエンザの重症化を防ぐためにも、早期のワクチン接種を推奨いたします。
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東京メトロ有楽町線・副都心線「千川駅」徒歩約15分 - 院長: 沼口隆太郎(糖尿病専門医・認定内科医)
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Q&A(よくあるご質問)
Q1. インフルエンザワクチンはいつ打つのがおすすめですか?
接種後、効果が期待できるようになるまでには一般的に約2週間かかります。流行が本格化する前に余裕をもって接種することをおすすめします。Q2. 大人のインフルエンザワクチンは1回でいいですか?
健康な成人では通常1回接種が基本です。13歳以上では添付文書上2回接種も可能ですが、1回接種でも2回接種と同等の抗体価上昇が得られたとの報告があります。厚生労働省もこの知見を紹介しています。Q3. フルミストと注射のインフルエンザワクチンは何が違いますか?
注射は不活化ワクチンですが、フルミストは鼻に噴霧する弱毒生ワクチンです。フルミストは2歳以上19歳未満が対象で、原則1回接種です。Q4. インフルエンザにかかった後でもワクチンは必要ですか?
一度感染しても、別の型・亜型のインフルエンザに感染する可能性があります。そのシーズンのワクチンをまだ接種していない場合は、体調が十分に回復してから接種を検討できます。Q5. 2026年度のインフルエンザワクチンはいくらですか?
当院では、注射ワクチン3,500円(税込)、フルミスト8,000円(税込)を予定しています。練馬区の助成対象となる場合は自己負担額が異なります。2026年度の助成内容は区から正式発表され次第更新します。
