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家庭血圧計はどう選ぶ?糖尿病専門医が解説

[2026.07.03]

この記事の結論

✅ 上腕式を選ぶ

✅ 国内大手メーカーを選ぶ

✅ Bluetoothは必須ではない

✅ 一番大事なのは毎日測ること

 

健康診断で血圧が高いと言われた方や、高血圧で通院中の方へ

血圧計を買って、血圧手帳に血圧を記載してください。

と、お願いすることが多いです。

すると患者さんから

家庭血圧計はどれを選べばいいですか?

と、聞かれることが多々あります。

最近は家電量販店やインターネットで多くの家庭血圧計が販売されており、価格も数千円から数万円までさまざまです。

今回は家庭血圧計の選び方について、糖尿病専門医の立場から解説します。

なぜ家庭血圧が大切なの?

高血圧の診療では、病院や健診で測った血圧だけでなく、自宅で測る家庭血圧がとても重要です。

病院では緊張して血圧が高くなる「白衣高血圧」や

反対に病院では正常でも自宅では血圧が高い「仮面高血圧」があります。

そのため、普段の血圧を知るためには家庭血圧の測定が欠かせません。

特に糖尿病や脂質異常症、腎臓病がある方では、血圧管理が将来の脳卒中、心臓病、腎機能低下の予防につながります。

家庭血圧計は上腕式がおすすめです

家庭血圧計には大きく分けて、

・上腕式

・手首式

があります。

初めて購入する場合は、上腕式血圧計をおすすめします。

日本高血圧学会の「血圧計の試験結果に関する集計」でも、掲載対象は主に上腕式の電子血圧計です。

上腕式血圧計をおすすめする理由

手首式血圧計はコンパクトで使いやすい一方で、血圧は心臓と同じ高さで測る必要があります。

手首が心臓より低い位置にあると血圧は高めに出やすく、反対に高い位置にあると低めに出やすくなります。

また、手首の血管は上腕の血管より細く、加齢や動脈硬化の影響を受けやすいため、個人によって誤差が大きくなることがあります。

手首式が絶対に使えないわけではありませんが、診療で家庭血圧を確認する目的であれば、上腕式血圧計の方が安心です。

日本高血圧学会の血圧計リストも参考に

家庭血圧計を選ぶ際は、日本高血圧学会が公開している「血圧計の試験結果に関する集計」も参考になります。

このページでは、日本国内で販売・使用されている血圧計について、医療機関用と家庭用に分けて、製造・販売会社別に情報がまとめられています。

主な掲載メーカーとしては、

HPにて3000円台~19000円までの血圧測定器があります。

HPにて8000円台~11000円台の血圧測定器があります。

HPにて6980円~29800円までの血圧測定器があります。

HPに価格は記載されていませんでしたが、通販では3000円台~2万円台まであるようです。

HPに価格は記載されていませんでしたが、通販では3000円台~1万円台まであるようです。

ただし、この集計表は日本高血圧学会が特定の血圧計やメーカーを推奨するものではありません。

また、製造・販売会社から情報提供がなかった機種は掲載されていないため、「掲載されていない=悪い血圧計」という意味でもありません。

血圧計を選ぶ際の参考情報の一つとして考えるとよいでしょう。

メーカーはどこがよい?

患者さんからよく聞かれる質問ですが、私は特定のメーカーに強いこだわりはありません。

大切なのは、メーカー名よりも

  • 上腕式であること

  • 国内で販売されている医療機器であること

  • 毎日使いやすいこと

です。

有名メーカーの高機能モデルでなくても、上腕式で正しく測定でき、毎日続けられるものであれば十分です。

Bluetooth機能は必要?

最近はスマートフォンと連携して、血圧を自動で記録できる機種も増えています。

Bluetooth機能は便利ですが、必須ではありません。

スマートフォンで管理したい方には便利ですが、その分高価であり2万円前後が一般的です。

外来ではスマートフォンでも紙の血圧手帳へ記載でもどちらでも構いません。

ご自身が続けやすい方法を選びましょう。

糖尿病専門医が考える家庭血圧計選びのポイント

私が患者さんにおすすめする条件は、

  • 上腕式

  • 国内で販売されている医療機器

  • 記録機能がある

  • 毎日使いやすい

この4つです。

高価な機種を選ぶ必要はありません。

血圧計選びで最も大切なのは、機能や価格ではなく、継続して測定できることです。

家庭血圧はいつ測ればいい?

家庭血圧は、朝と夜に測定するのが基本です。

朝は、

  • 起床後1時間以内

  • トイレを済ませた後

  • 朝食前

  • 薬を飲む前

に測定します。

夜は、寝る前の落ち着いた時間に測定します。

測定前は1〜2分ほど座って安静にしてから測るとよいでしょう。

毎日完璧に測れなくても構いません。

まずは朝だけでも、できる範囲で続けることが大切です。

まとめ

家庭血圧計を選ぶ際は、

  • 上腕式を選ぶ

  • 国内で販売されている医療機器を選ぶ

  • 毎日使いやすいものを選ぶ

  • 記録しやすいものを選ぶ

ことをおすすめします。

日本高血圧学会の血圧計リストも参考になりますが、特定のメーカーや機種を推奨しているものではありません。

血圧計選びで悩む方は多いですが、実際の診療で重要なのは機種の違いよりも測定を続けることです。

数万円の血圧計を買って測らないより、5千円の血圧計で毎日測る方が価値があります。

まずはご自身に合った1台を選び、家庭血圧を習慣にしてみましょう。

血圧が高いと言われた方、健診結果で気になることがある方は、お気軽にご相談ください。

 

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Q&A

Q. 家庭血圧計は上腕式と手首式のどちらがおすすめですか?
A. 日本高血圧学会は上腕式血圧計を推奨しています。測定誤差が少なく、家庭血圧管理に適しています。

Q. 家庭血圧計のメーカーはどこがおすすめですか?
A. オムロン、A&D、シチズン、日本精密測器、エレコムなどの国内メーカーが広く利用されています。

Q. 高価な血圧計ほど正確ですか?
A. 必ずしもそうではありません。価格差はBluetooth機能や記録機能による部分が大きく、継続して測定できることが重要です。

Q. 家庭血圧はいつ測ればよいですか?
A. 朝は起床後1時間以内、夜は就寝前の落ち着いた時間に測定することが推奨されています。

Q. Bluetooth機能付き血圧計は必要ですか?
A. 必須ではありません。紙の血圧手帳でも十分管理できます。

Q. 手首式血圧計は使ってはいけませんか?
A. 使用できますが、測定姿勢による影響を受けやすいため、初めて購入する場合は上腕式がおすすめです。

Q. 家庭血圧の目標値はどれくらいですか?
A. 一般的には家庭血圧125/75mmHg未満が目標とされています。

Q. 血圧計選びで最も大切なことは何ですか?
A. 毎日継続して測定できることです。数万円の血圧計を買って測らないより、5千円の血圧計を毎日測る方が価値があります。

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