台風で血圧が上がるのはなぜ?災害高血圧と5つの原因を解説
台風が近づくと
「頭痛がする」
「血圧が高い」
「なんとなくだるい」
という方が増えます。
実際に診察室でも
先生、台風が来ると血圧が上がるんです
というご相談をよく受けます。
では本当に台風で血圧は上がるのでしょうか?
目次
気圧だけが原因ではありません
災害高血圧(Disaster Hypertension)とは?
災害時に増える心血管疾患とは?
実は怖い5つの要因
- ストレス
- 睡眠不足
- 塩分摂取の増加
- 運動不足
- 薬切れ糖尿病患者さんも注意
台風前チェックリスト
まとめ
よくあるご質問
気圧だけが原因ではありません
気圧の変化と血圧変動の関連を示した研究はありますが、その影響は比較的小さく、個人差も大きいことがわかっています。
一方で災害医療や高血圧研究の分野では、台風や地震などの災害時に血圧が上昇し、脳卒中や心筋梗塞などの心血管イベントが増えることが知られています。
自治医科大学の苅尾先生はこれを「Disaster Hypertension(災害高血圧)」と呼び、その特徴や対策について報告しています。
つまり問題は「気圧」だけではないのです。
災害時に増える心血管疾患とは?
災害時にはストレス、睡眠不足、塩分摂取増加、運動不足などにより血圧が上昇しやすくなります。
その結果、
- 脳梗塞
- 脳出血
- 心筋梗塞
- 狭心症
- 心不全
- 不整脈(心房細動など)
- 大動脈解離
といった心血管疾患の発症リスクが高まることが知られています。
特に高血圧、糖尿病、慢性腎臓病、脂質異常症をお持ちの方では注意が必要です。
実は怖い5つの要因
① ストレス
台風接近のニュースを見るだけで不安になる方も少なくありません。
ストレスで交感神経が活性化すると血圧は上昇しやすくなります。
特に高血圧や糖尿病のある方では影響が出やすくなります。
② 睡眠不足
強風や雨音で眠れなかった経験はありませんか?
睡眠不足は交感神経を刺激し、翌朝の血圧上昇につながります。
早朝の血圧上昇は心血管疾患発症リスクとなります。
③ 塩分摂取の増加
台風の日は外出を控え、
-
カップ麺
-
レトルト食品
-
惣菜
などを利用することがあります。
災害高血圧の研究では、高塩分摂取が血圧上昇の重要な要因として指摘されています。
また血糖も上昇しやすく注意が必要です。
④ 運動不足
台風の日はどうしても活動量が減ります。
普段散歩や運動をしている方ほど影響を受けやすく、
血圧や血糖値の悪化につながることがあります。
⑤ 薬切れ
意外と見落とされるのがこれです。
台風接近時は交通機関の乱れや外出困難により受診できなくなることがあります。
高血圧や糖尿病のお薬は余裕を持って受診し、切らさないようにしましょう。
糖尿病患者さんも注意
糖尿病患者さんでは
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運動不足
-
間食増加
-
睡眠不足
-
ストレス
によって血糖値も上昇しやすくなります。
また脱水は高血糖を悪化させる原因になります。
水分摂取を意識し、インスリンや内服薬は自己判断で中止しないようにしてください。
➡血糖値をあげにくいスポーツドリンクについてまとめたブログはこちら
台風前チェックリスト
□ 血圧の薬は7日以上残っていますか?
□ 糖尿病の薬は足りていますか?
□ インスリンは十分ありますか?
□ マンジャロの次回注射分はありますか?
□ 血圧計で家庭血圧を測っていますか?
□血圧の上昇はありませんか?
ひとつでも不安がある方は早めの受診をご検討ください。
まとめ
台風で体調が悪くなる原因は、気圧だけではありません。
-
ストレス
-
睡眠不足
-
塩分過多
-
運動不足
-
薬切れ
これらが重なって血圧や血糖値を悪化させることがあります。
特に高血圧・糖尿病・心疾患のある方は、台風前に薬の残量を確認し、無理のない範囲で体調管理を行いましょう。
江古田・練馬区で血圧や糖尿病についてご相談の方は当院へお気軽にご相談ください。
クリニック情報
- クリニック名: 沼口内科江古田駅北口糖尿病クリニック
- 住所: 東京都練馬区小竹町1-36-5 1階 [アクセス]
- 最寄り駅: 西武池袋線「江古田駅」北口 徒歩約4分
- 院長: 沼口隆太郎(糖尿病専門医・認定内科医)
- 診療内容: 内科・糖尿病・生活習慣病・発熱・抗体検査(自費)/ワクチン(自費)・健康診断(自費)/診断書(自費)
ご予約はこちら|練馬区・江古田で高血圧・糖尿病診療を受けるなら
▶︎ お電話でのご予約: [03-5926-4553】
▶︎ ネット予約: [ご希望の科をクリックして予約してください]
▶︎ 診療時間・休診日: [リンク]
📌 よくあるご質問
Q. 台風が来ると血圧は上がりますか?
A. 上がる方もいれば下がる方もいます。ただし台風時はストレス、睡眠不足、運動不足、塩分摂取増加などが重なり、血圧が上昇しやすくなることが知られています。Q. 健康診断で血圧が高かった人も注意ですか?
A.はい。高血圧と診断されていなくても、台風によるストレスや睡眠不足で血圧が上昇することがあります。Q. 気圧の変化で頭痛やめまいが起こるのはなぜですか?
A. 気圧低下により自律神経のバランスが乱れ、血管拡張や内耳への影響が生じるためと考えられています。Q. 災害高血圧(Disaster Hypertension)とは何ですか?
A. 地震や台風などの災害時にストレスや睡眠不足などが原因となり、一時的に血圧が上昇する状態です。脳卒中や心筋梗塞のリスク増加との関連が報告されています。Q. 台風で糖尿病は悪化しますか?
A. 運動不足、間食増加、睡眠不足、ストレスなどにより血糖値が上昇しやすくなります。脱水も高血糖を悪化させる原因になります。Q. 朝の高血圧は危険ですか?
A. ストレスなどで交感神経が刺激されると朝の血圧上昇を認めることがあります。モーニングサージ型やノンディッパー型高血圧と呼びます。脳卒中や心筋梗塞の発症リスクとの関連が知られています。Q. 台風前に準備しておくべきものは何ですか?
A. 切らしてはいけない薬の残薬の確認をしてください。
- 高血圧や糖尿病の薬
- インスリン
- ブドウ糖や補食
- 飲料水
などを余裕を持って準備しておきましょう。
Q. 台風時に受診できない場合はどうしたらいいですか?
A. 薬が切れそうな場合は早めの受診がおすすめです。特に糖尿病、高血圧、心疾患のある方は薬を自己判断で中断しないようにしましょう。
