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インフルエンザ2026⑤|コロナとインフルエンザの症状の違い|同時検査は必要?

[2026.09.06]

発熱、のどの痛み、咳、鼻水、倦怠感……。

このような症状が出たとき、

インフルエンザかな?

それとも新型コロナ?

 

と迷う方も多いと思います。

インフルエンザと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、症状がよく似ています。

結論からいうと、医師でも症状だけで両者を確実に見分けることは困難です。

今回は、インフルエンザと新型コロナの違いと、同時検査が必要になる場面について解説します。

 

コロナとインフルエンザの症状はよく似ている

代表的な症状を比べてみましょう。

症状 インフルエンザ 新型コロナ
発熱 ○ ○
のどの痛み ○ ○
咳 ○ ○
鼻水・鼻づまり ○ ○
倦怠感 ○ ○
頭痛 ○ ○
筋肉痛・関節痛 ○ ○

インフルエンザでは突然の発熱や強い倦怠感、頭痛、筋肉痛などが典型的ですが、必ずしも全員が同じ症状になるわけではありません。

新型コロナでも発熱、のどの痛み、咳、倦怠感などがみられます。

そのため、

「高熱だからインフルエンザ」
「のどが痛いから新型コロナ」

と、症状だけで判断することは難しいのです。

では、インフルエンザと新型コロナは何が違う?

症状がこれだけ似ていると、

「結局、何が違うの?」

と思いますよね。

まず、原因となるウイルスそのものが違います。

 

インフルエンザウイルス

東京都感染症情報センターより

新型コロナウイルス

東京都健康安全研究センターより

 

インフルエンザはインフルエンザウイルス、

新型コロナはSARS-CoV-2というコロナウイルスによって起こります。

つまり、似た症状を起こしますが、そもそも別のウイルスによる別の感染症です。

感染の広がり方にも違いがあります。

インフルエンザも発症前から他の人へ感染させることがありますが、一般に発症後に感染性が高くなります。

一方、新型コロナでは、症状が出る前から感染性が高く、症状がない人から感染が広がることもあります。

このような発症前・無症状での感染が、新型コロナの感染対策を難しくした理由の一つです。

また、流行初期には多くの人が免疫を持たない未知のウイルスであり、高齢者や基礎疾患のある方を中心に重症化が問題となりました。

インフルエンザならパンデミックにはならない?

そんなことはありません。

2009年には、新型インフルエンザA(H1N1)による世界的なパンデミックが起こっています。

鳥インフルエンザでも人への感染例があります。

ただし、

「鳥から人へ感染した」=「パンデミックになる」

というわけではありません。

多くの人が免疫を持たない新しいインフルエンザウイルスが出現し、

人から人へ効率よく感染するようになれば、インフルエンザでもパンデミックを起こす可能性があります。

「インフルエンザだから軽い」「新型コロナだから怖い」と単純に分けるのではなく、それぞれ性質の異なる感染症として考える必要があります。

コロナとインフルエンザは同時に検査できる?

現在は、1回の検体採取で

  • インフルエンザA

  • インフルエンザB

  • 新型コロナ

を同時に調べられる抗原検査があります。

株式会社ミズホメディーよりクイックチェイサー

両方が流行している時期など、症状だけではどちらか判断できない場合には同時検査が役立ちます。

また、頻度は高くありませんが、インフルエンザと新型コロナに同時感染することもあります。

ただし、発熱した方全員に必ず同時検査が必要というわけではありません。

インフルエンザ抗原だけが陰性でも、コロナか、その他の発熱かは判断できません。

新型コロナ抗原だけが陰性でも、同様です。

周囲の感染状況、地域で何が流行しているか、症状、発症からの時間、年齢や基礎疾患などをみて検査を判断します。

発熱してすぐの検査には注意

特にインフルエンザ抗原検査では、発症直後はウイルス量が少なく、感染していても陰性となることがあります。

当院では可能であれば、発症から12時間程度経過してからの検査を一つの目安としています。

ただし、「12時間経つまで受診してはいけない」という意味ではありません。

症状が強い場合や水分がとれない場合、基礎疾患がある場合などは、時間を待たず医療機関へご相談ください。

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診断によって治療も変わります

インフルエンザでは、タミフル(オセルタミビル)、イナビル、ゾフルーザなどの抗インフルエンザ薬があります。

一方、新型コロナにも抗ウイルス薬がありますが、年齢や重症化リスクなどを考えて使用を判断します。

原因となるウイルスが違えば、使用する治療薬も違います。

これも、必要に応じて検査で区別する理由の一つです。

まとめ|症状だけで判断せず、必要に応じて検査をご相談ください

インフルエンザと新型コロナは別のウイルスによる感染症ですが、症状には多くの共通点があります。

そのため、症状だけで確実に見分けることは困難です。

流行状況や周囲の感染者、発症からの時間などを確認し、必要に応じてインフルエンザ・新型コロナの検査を行います。

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Q&A(よくあるご質問)

Q. コロナとインフルエンザは症状だけで見分けられますか?
A. 症状だけで確実に見分けることは困難です。どちらも発熱、のどの痛み、咳、鼻水、倦怠感、頭痛、筋肉痛などを起こすことがあります。流行状況や周囲の感染者、発症からの時間なども確認し、必要に応じて検査を行います。

Q. コロナとインフルエンザは何が違うのですか?
A. 原因となるウイルスが異なります。インフルエンザはインフルエンザウイルス、新型コロナはSARS-CoV-2による感染症です。症状には共通点がありますが、感染の広がり方や治療薬などにも違いがあります。

Q. コロナとインフルエンザは同時に検査できますか?
A. 1回の検体採取で、インフルエンザA・Bと新型コロナを同時に調べられる抗原検査があります。両方が流行している時期や、症状だけでは判断が難しい場合などに役立ちます。

Q. 発熱してすぐでもインフルエンザやコロナの検査はできますか?
A. 検査は可能ですが、発症直後はウイルス量が少なく、感染していても陰性になることがあります。特にインフルエンザでは、当院では発症から12時間程度を検査時期の一つの目安としています。ただし、症状が強い場合などは12時間を待たずご相談ください。

Q. インフルエンザと新型コロナに同時感染することはありますか?
A. あります。頻度は高くありませんが、インフルエンザと新型コロナに同時に感染することはあります。そのため、流行状況や症状などから医師が必要と判断した場合には同時検査を行います。

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