亜急性甲状腺炎
亜急性甲状腺炎とは
亜急性甲状腺炎(あきゅうせいこうじょうせんえん)は、甲状腺に炎症が起こり、首の痛みや発熱、動悸などがみられる病気です。
風邪のあとに発症することが多く、ウイルス感染との関連が考えられています。
のどの痛みを主訴に来院されることも多く、他の病気との鑑別が難しいこともあります。
30〜50代の女性に比較的多いとされますが、男性にも起こります。
このような症状はありませんか?
よくある症状
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首の前側の痛み(甲状腺の痛み)
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飲み込むと痛い
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首を触ると痛い
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発熱
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だるさ
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動悸
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汗が増える
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手のふるえ
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体重減少
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食欲低下
痛みの特徴
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片側から始まり反対側へ移ることがある
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あご、耳、肩へ響くことがある
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首を動かすと痛いことがある
原因
はっきりした原因は不明ですが、風邪症状の後に発症することが多く、ウイルス感染後の炎症反応が関与すると考えられています。
なぜ動悸や汗が出るの?
甲状腺が炎症を起こすと、甲状腺内に蓄えられていたホルモンが一時的に血液中へ漏れ出します。
そのため、一時的に
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動悸
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暑がり
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手のふるえ
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不眠
など、甲状腺機能亢進症状が出ることがあります。
経過(時期によって変化します)
初期
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首の痛み
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発熱
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FT4 / FT3上昇
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TSH低下
数週間〜数か月後
炎症がおさまり、逆に甲状腺ホルモンが不足して
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だるさ
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むくみ
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寒がり
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気分低下
などが出ることがあります。
多くは自然に回復
数か月で改善することが多いですが、経過観察が大切です。
検査について
血液検査
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TSH
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FT3
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FT4
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炎症反応(CRP、赤沈)
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甲状腺抗体(TRAb、TgAb、TPOAb)
超音波検査
甲状腺の腫れや炎症所見を確認します。
治療について
軽症
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安静
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鎮痛薬(NSAIDsなど)
痛み・炎症が強い場合
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ステロイド治療
ステロイド治療開始の判断が慎重となる場合
- 精神疾患
- 結核
- 糖尿病
- 胃潰瘍
- B型肝炎・C型肝炎
動悸が強い場合
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β遮断薬を使用することがあります
※抗甲状腺薬(バセドウ病の薬)は通常使用しません。
通院について
ステロイド開始1週間後に血液検査を行います。
その後2週間ごとに血液検査と甲状腺が縮小しているかの確認を行いステロイドを5㎎ずつ減量していく。
5㎎/dayの量で2週間以上悪化がなければステロイド終了。
ステロイド中止後1か月後に再検査。
問題なければ半年後に甲状腺ホルモンとTgAb(甲状腺抗体)を確認し問題なければ通院終了。
日常生活で気をつけること
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無理をしない
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発熱時は休養を優先
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首を強く触らない
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自己判断で薬を中断しない
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定期採血で経過確認する
このような方はご相談ください
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首の前が痛い、触ると痛い
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風邪のあとから首が痛む
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発熱が続く
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動悸や手のふるえがある
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健診で甲状腺異常を指摘された
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甲状腺(首の)の痛みがなかなか治らない
当院での対応
沼口内科 江古田駅北口糖尿病クリニック では、甲状腺疾患(亜急性甲状腺炎・バセドウ病・橋本病など)の診断・治療・継続フォローに対応しております。
首の痛みや発熱、動悸など気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
